実生桃の栽培記録2

実生の桃を育て始めて早数年今年は初の開花と果実の収穫までたどり着く事ができました!

育て始めた時は3年って長いな…と思っていましたが実際にはあっという間の出来事で未だに開花しない金柑なんかよりも実際にすぐ実がなるものは楽しいかもしれません。金柑というか柑橘系には柑橘系の良さがあるんでそれはそれなんですが(確か柑橘は親と同じになりやすいとかあったと思うので)

うちでは鉢植えで4本育てているのですがこれが最初に収穫したネクタリンみたいなやつです。雨が多かったせいか裂果してしまったのですが表面に毛がなく完全にネクタリンの特徴で味も甘くて美味しかったと記憶してます。これは収穫時期が早くて7月の中旬くらいでした。

次の桃は白桃系に育ったものでこれは7月末に収穫したみたいです。一番実成が良かった桃の木なのですが味に関しては正直いまいちでした。糖度計を使った所14度とかで糖度が低いとかではなかったのですが変な苦味があるというかそんな感じでいまいちな気がしました。シンクイムシ被害もあったり食べれそうなとこだけ食べたのでそういうのも原因なのかもしれません。

最期が黄桃系に育ったこちら。これは9月になってからなので同じ種から育ててたはずなのですがだいぶ時期が分かれてます。

この桃は自分でいうのもなんですがかなり美味しくて育ててる中ではダントツでした。ネクタリンもかなり美味しかったので方向性の違いと個人の好みもあると思うのですが…糖度もかなり高くて20度超えてましたし酸味とかも少なく元の黄貴妃の特徴を継ぎつつ甘くなったみたいな感じです。

ちなみにですが最初に4本育ててると書いたのに3種しかないのは1鉢だけ開花しなかったからです…大体3年で咲くってだけで必ず3年で咲くわけではないんだなと思いました。育て方としては元肥にはマガァンプを使って追肥には油粕や牛糞、鶏糞をその時々の気分で与え殺菌剤を使って病気の予防をしていた感じです。殺菌剤については面倒でサボったら縮葉病だったりせん孔細菌病が出たりしたので毎回ちゃんとやるべきだと思いました。剪定等の樹形については雑にやっていたので主枝の数を決めたりもしてませんし現状も小指レベルの枝の太さに実がなっていて折れそうなのを無理やり棒で支えたりしてました。枝数を減らして太くするのが王道なんでしょうがそうした方が良いなと育てていて思いました。

 

今年は収穫も終わりこれからお礼肥えを与えて殺菌したりしようかと思います。来年はもっと良い実が採れることに期待してこれからも育てていこうと思います。